生物プロセス工学研究室について

研究室のミッション

当研究室では、環境、健康、エネルギーをキーワードとして、バイオプロセスに関する研究を進めています。また、超音波を利用した環境浄化技術についても取り組んでいます。さらに、生命現象の数理モデリングや生命科学データの数理解析により、生命現象の設計原理や未知の法則性の理解を目指した理論研究にも取り組んでいます。

研究室メンバー

生物プロセス工学研究室は以下のスタッフ2名で運営しています。

現在研究室には以下の学生メンバーが在籍しています。実験から理論・データ解析まで、多様なテーマに取り組んでいます。

研究室への参加方法

生物プロセス工学研究室は研究室に参加してくださるメンバーを募集しています。研究室に参加希望の方からのご連絡をお待ちしています。

卒論生として参加する場合

学部生は福井大学 工学部 物質・生命化学科の3年後期から卒研早期配属制度で研究室に参加可能です。

大学院生として参加する場合

大学院生として所属希望の方は、大学院 工学研究科 産業創成工学専攻 生物応用化学コースから生物プロセス工学研究室に参加可能です。受験前に予め担当教員に受け入れの可否について相談してください。

研究員として参加する場合

日本学術振興会特別研究員(学振PD)などの制度を利用して研究室に参加することが可能です。ご希望の方はご相談ください。

研究室全般について

以下に研究室についていくつかの情報を記載します。研究室選びの参考にしてください。

研究テーマについて

生物プロセス工学研究室は櫻井グループと梶田グループに分かれて研究を行っています。主に櫻井グループでは生物プロセス工学に関わる実験、梶田グループではシステム生物学に関わる理論の研究を行っています。学生の希望や適正を考慮して、どちらのグループで研究を行うのか配属後に決める方針です。また櫻井グループと梶田グループは共同で実験・理論融合研究に取り組んでいます。このような実験・理論融合研究のプロジェクトに参加すると、実験と理論両方の技術を習得することができます。

研究室配属前に受講すべき講義について

櫻井グループで研究することを希望する方は、酵素工学などの生物系の科目と反応工学を受講することをお勧めします。梶田グループを希望する方も、上記講義の受講をお勧めします。また、梶田グループを希望する方は、生物学に関係する講義に加えて、基礎的な数学や物理の講義、プログラミング実習などの情報系の講義を受けているとスムーズに研究を開始することができます。

コアタイムについて

基本的にコアタイムは設けていません。自律して研究を進めていける人であることを前提にしています。

卒業生の進路

研究内容に関係する企業に就職する人もいますが、あまり関係の無い企業に就職する人もいます。特に学部卒では専門性が薄いので、就職先が限定されることはありません。一方、修士卒や博士卒の場合は、高い専門性が求められる企業に就職する人も増えてきます。卒業生の就職先には、下記の企業などがあります。

福井県内

日華化学、前田工繊、セーレン、フクビ化学工業、小林化工、黒龍酒造、日信化学工業、アイテック、江守商事、KBセーレン、森永北陸乳業、ゲンキー、あわら市役所、福井県衛生環境研究センター

福井県外

豊田鉄工、トヨタ車体、レンゴー、大阪化学工業、アピ、敷島パン、住友理工、コジマ、林テレンプ、明成化学工業、ホソカワミクロン、ケイズ、リンナイ、ボーケン品質評価機構、日本電産、滋賀県警

研究設備

実験装置

各種培養装置、オートクレーブ、PCR、リアルタイムPCR、各種電気泳動装置、分光光度計、多目的プレートリーダー、液体クロマトグラフ、ガスクロマトグラフ、TOCアナライザー、液体クロマトグラフ質量分析計(共通)、安全キャビネット、合成用ドラフト、一般分析器具等

計算機

個人用コンピューター(Apple)、CPU計算用ワークステーション(Intel)、GPU計算用ワークステーション(Nvidia)、その他計算機関連機器

研究室のイベント

イベント 時期・頻度
中間報告 8月、12月
週間報告 9~12月
ゼミ 週1回
学会 年2回
勉強会 適宜
飲み会 適宜
OB・OG会 隔年
講座旅行 適宜(秋、1泊2日)
長期休暇 夏休み:2週間程度、冬休み:1週間程度、春休み:1週間程度
バイオテクノロジー研究会 年2回程度

生物プロセス工学研究室では、年間を通じて様々なイベントを開催しています。これらのイベントは、研究の進捗を確認し、知識を深め、研究室のメンバー間の交流を促進する重要な機会になっています。

中間報告会や週間報告会では、各学生が自身の研究の進捗状況を発表し、教員や他の学生からフィードバックを得ることができます。

週1回のゼミでは、最新の研究論文を読み、議論することで、専門分野の最新動向を学びます。また、年に2回ほど学会に参加し、自身の研究成果を発表する機会もあります。

研究以外にも、飲み会やOB・OG会、講座旅行などのイベントを通じて、メンバー間の親睦を深める機会があります。