[質問]
Q1.補講は自由参加といったのに,出席をとったのはなんでですか?
Q2. バイトで補講に出られなかったので不安です.
A1&2. 期末試験は選抜(競争)試験ではないので,補講に出られなかった人でも不利には
ならないと考えましたが,不満のある人がいますので,補講に出席した特典は止める
ことにします.
来年度から,JABEE対応にするため,休講には必ず補講を行うことに決まって
います.授業には全て出席することが前提となりますので,成績をつけるときに出席点を
考慮することは今年度限りで終わりになります.したがって,バイトのために補講に出られ
ないといったことが許されなくなるものと思います.教員にも多くの制約が課せられるように
なって来ましたが,学生側にも変革の時代が来ます.
◎授業の評価では,OHPの使用について,賛否両論でした.共通しているのは,板書の字が
読みにくくて,書くのが速く,また消すのも(書いた順番でなく)速い,ということでした.
黒板が1つしかないので,消すのが速いのは止むを得ないところがあります.教科書が変わった
ばかりで,準備が間に合わないこともあって,予め資料を渡すことができなかったのは反省点です.
しかし,資料をもらってしまうと,安心して黒板を眺めているだけ,ということにならないように
適当に演習問題を取り入れるように授業を改善したいと思います.
[おすすめの本]
「なっとくする化学数学」,佐藤博保著,講談社(2003年5月)
量子化学および物理化学の授業の中で現れる数学について解説してあります.
化学や生化学を学ぶものにとって,数学はあくまで自然法則を書き下す手段であって
数学が目的ではありません.あまり厳密に数学的な証明などを追及しようとすると
肝心のk学.生化学に辿り着くまでにくたびれてしまいます.さまざまな理論の概念
・イメージを身に付けることができれば,多少の厳密さを犠牲にしても構わないと
思います.