(1)どんな音楽を聴いているか(1997.7.2更新)
最近買ったCDは、
橘いずみ TOUGH
JAM THE POWER SOURCE
デビューアルバムからCDはそろえています。橘いずみは神戸市生まれです。いわゆる歌手には
興味がなく、シンガーソングライターしか聴きません。フォークソング世代にありがちなのですが、
高校・大学時代はフォークギターを弾いていました。今でも、最初に買ってもらった安物のクラ
シックギターと一緒に自宅にあります。簡単なコードなら覚えていますが、長いこと弾いたことが
ありません。高校時代は、ちょうど三島由紀夫が自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決したり、東大の安田講
堂に全学連が立てこもって入試が中止されたり、といった騒然とした時代でした。この頃、よく
聴いていたのは岡林信康です。大学時代は創立直後で会員が10人くらいだった軟式庭球同好会と
いうサークルの活動と当時はやっていた徹夜麻雀で友人の下宿を転々とするのに忙しくて、あまり
音楽を聴くことはありませんでした。同好会は努力の甲斐あってか、4回生の時には1〜3回生が
80人近くいるという大規模なサークルに発展しました。同好会といっても、大半は高校時代の経験
者でしかも主将経験者が一学年に何人かいてほとんど体育会のノリでした。春、夏、秋と年に3回、
1週間程度の合宿をするのですが、4回生のときは朝練、練習、食事、ミーティングと準備が出来た
という連絡の後で、最後に出ていくと60人くらいずらりと並んだ下級生が一斉に挨拶するという
なかなか得難い経験をさせてもらいました。えー、5回生の時は、ほとんど神様でしたが・・・
さて、大学院へ進学しサークル活動とも決別して勉学に励む毎日でしたが、D3になっても学位
論文の目処は立たず、オーバードクター確定という頃には、中島みゆきの世界に浸っていました。
小さな窓が一つあるきりで、電気のコンセントしかない真四角な四畳半一間、深夜真っ暗な中で
ヘッドフォンをつけて「生きていてもいいですか」を聴いていたのを思い出すと恐いものがありま
す。学位取得後非常勤講師を約3年やりましたが、研究室に居候していた関係上、午前8時半には
一番乗りして、夜は午後10時くらいまで実験や講義の準備をするという毎日で音楽とは縁がありま
せんでした。多いときは実験と5種類の講義を担当していたので非常勤とは名ばかりで今よりずっと
多忙でした。(この項続く)
CDを聴くのは通勤途中か週末に遠出をするときの車の中なので、眠くならないようにほとんど
ロック系です、というよりクラシックにはあまり縁がありません。